ポップはこうやって書く!

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店頭ポップの作り方
-書き方のコツ-

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- 2015.07.06 -

ポップの書き方【フォントの効果】

ポップの書き方を考える際、どういうデザインにするか?で悩む方は多いかもしれません。
手書きやPC等、手法は様々です。
以下では、主にPCでポップを作成する場合のフォントについて、考えていきます。
代表的なフォントは以下のとおりです。

  • ①ゴシック体
  • ②明朝体
  • ③ポップ体

それぞれのフォントが与える、視覚的/心理的効果等は次のようなものがあります。

ポップのフォント選び ①【ゴシック体】

ゴシック体には、以下の特徴があります。

  • ・モダン、にぎやかな印象
  • ・視認性に優れる

などが挙げられます。
一方、多くの文字を読ませる場合は、明朝体に劣るケースがあります。

ポップのフォント選び ②【明朝体】

明朝体には、以下の特徴があります。

  • ・高級、静寂、誠実、和テイストの印象
  • ・可読性に優れる

などが挙げられます。
比較的長文の商品説明文等に適したフォントです。

ポップのフォント選び ③【ポップ体】

ポップ体には、以下の特徴があります。

  • ・親しみ易い、賑やかな印象
  • ・判読性はやや劣る

などが挙げられます。
その名が示すとおり、POP等に使用されます。

ポップの書き方【フォントサイズ等】

ポップ内の文字の大きさ等にメリハリを付けた書き方をすることで、強調したいキーワードを目立たせます。
例えば、

  • ・見出し:端的なキーワードで大きく、太く
  • ・商品説明等:明朝体で行間を狭く
  • ・見出しと商品説明等との間(要素単位)で適切な余白を取る
  • ・値段の箇所に、色のライン(下線)を引く

などです。

さらに、フォント種類等の違いにも注意し、字間を調整します。
例えば、同じゴシック体でも、『MSゴシック』と『MS Pゴシック』では字間が異なります。
また、ひらがなやカタカナ、個別の各文字についても、字間は様々です。
細かい字間調整等には、イラストレーションソフトなどが便利です。

ポップの書き方では、客観性に注意します。
各要素ごとにメリハリがあるか否か、見る人の目線で確認します。
(下記は、具体例(上が修正前/下が修正後)の書き方です。)

ポップ改善例

ポップの書き方【色が与える効果】

デザインにおいて、色は様々な心理的効果(イメージ)を与えます。
例えば、

  • ・赤:愛、危険、興奮、温暖、食欲増進、情熱
  • ・黄:愉快、軽快、明るさ、注意、幼さ
  • ・青:クール、透明感、深淵、信頼、清潔、涼しさ

などです。

また、ポップの書き方において、視認性を高めるためには、背景色と文字とに明度差をつけます。
例えば、以下の2つを比べてみてください。

  • 明度が高い場合(A)
  • 明度が低い場合(B)

上記Aの方が、文字が読みやすいと思います。

明度差が最も大きいのが、白と黒の組み合わせです。
書籍等で、『白地の背景、黒の文字』となっているのは、当該効果が所以の一つです。

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